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QUICK TRADING/Factory News

2013/7/26 LANCIA Delta Evo-II (リセット)
宮城県仙台市T山さま LANCIA DELTA EVO-Ⅱ

デルタに多いトラブルの一つが燃料系のものです。燃料ポンプは写真のようにカバーガスケットと呼ばれるゴム製の燃料ポンプ本体のカバーが劣化してボロボロになっています。

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燃料ポンプ本体を取り外すとその中はゴミが溜まっています。これではフィルターの目詰まりを起こしてしまいます。

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これが燃料ポンプ本体です。燃料ポンプは部品としてはASSYでしか供給されず、しかも欠品ですので、こうして分解し、ポンプ本体を新品に交換します。

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さらにカバーガスケットはゴム製から金属製に交換することにより、劣化の心配がなくなります。

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燃料ポンプを取り付ける燃料タンクもトラブルの要因があります。それはタンクナットで、オリジナルは樹脂製のために劣化するとそこかタンク内の空気が漏れ出してしまうのです。タンク内は気化した燃料が充満していますので、室内にガソリン臭がしてしまいます。

このタンクナットを金属製のものに交換することにより同じく劣化の問題から開放することができます。

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続いて、ヒーターボックスのオーバーホールです。ヒーターボックスにはヒーターコアと呼ばれる冷却水を利用したヒーターと、エアコンのエバポレーター、そして室内に風を送るブロワーモーターが収納されています。
これらの部品を分解し、洗浄するのですが、さらにこのヒーターボックス内を徹底的に洗浄します。

中古車を購入された際に前オーナーが室内で喫煙されていたりすると、どんなに洗浄しても煙草臭が残ってしまったり、何となくカビ臭い匂いがするといった経験をされた方も多いと思います。
いつの間にか慣れてしまうのかも知れませんが、その原因はヒーターボックス内のカビや埃で、これらは外から洗浄することは不可能です。

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リセット作業ではこのヒーターボックスを分解し、徹底的に洗浄します。

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洗浄前の内部はこのような状態です。

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これが匂いの原因で、風量を上げるとこれらのカビや埃が室内に吹き出して来るのです。

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内部を洗浄し、再度組み立てたヒーターボックスです。これでもう中古車特有の匂いとは無縁となります。
経年劣化で冷却水漏れを起こすヒーターコックも新品に交換しておきます。

これでエンジンルームに搭載するパーツの準備は整いました。いよいよエンジンブロックをエンジンルームに搭載し、補器類を取り付けていきます。

クイックトレーディングサービス部
  1. 2013/07/26(金) 19:00:30|
  2. LANCIA DELTAリセットカー




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