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QUICK TRADING/Factory News

2011/03/08【LANCIA DELTA RESET】
山口県宇部市 M脇様 フルリセット作業(NO-04)

山口県から遠路ご入庫頂いております。LANCIA DELTA ブルーラゴス の作業報告NO-04となります。
いよいよリセット作業です、ボディからスタートしてエンジンなどの動力部分に進んでいく過程のご報告となっております。

いよいよリセットの開始です。

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エンジンルーム、足回りや燃料タンクの取付られているボディー部分や、リヤサブフレームの取付部分などは、こうした補機類の部品を取り外さなければ、 モノコックのフレーム状態がどにようになっているかののチェックはできません。特に、リヤデフとリヤ足回りの動力部分を一手に支えているリヤメンバーフレームのボディーとの接合面は走行中の水や泥などが入り込み易く腐食が進んでいる場合がおおいのです。通常の視認チェックでは到底発見できないような問題点もこうしてサブフレーム自体を足回り事取り外せは、正に製造段階のフレーム状態になってしなうので確実なチェックができるのです。
燃料タンクの上部も全く同じ条件であり一度取り外して、車体フレームの腐食などのチェックを重点的に行います。

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フレームや各ボディーの錆、腐食などのチェックの為にリヤ、サブフレームや燃料タンクを車体から取り外したら、当然、デフ、足回りの各リンク、ハブ自体もオーバーホルしてハブベアリングなどを交換して、全てをリセットします。

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これは大変手間の掛かる作業となります。錆や固着した泥などをサウンドブラストで丁寧に落とし、金属部分だけの状態にして確認し易いような状態になった所で、亀裂やダメージが無いかを丹念に調べます。
問題があらば補修するか、補修不可能と判断さられば、他の部品と交換します。問題の無い場合はそのままオリジナルを防錆処理、再塗装し再び組みつけて使用します。

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エンジンルームも勿論リセットの最重要箇所です。
但し、エンジンルームは補助装置、電装品、ブレーキなどの配管、ガソリン供給関連のフェールリンなどの重要なラインが集中しているので、最新の注意が必要です。配線1本、カプラーの接続1つでも間違ったり誤って接続不良などが起ってしまえばエンジンが掛からなくなってしまうばかりか破損の原因にもなりかねません。Quickは技術的に自信をもって作業に掛かっております、たとえエンジン部品がバラバラになろうと配線が車体から1本も無くなったとしても、完全に元通りに戻せる自信があるのです。一見、無造作に全てをバラバラにしているようですが、時術的に自信がなければこのような作業はできないばかりか無謀であり修復が不可能となってしまうのです。

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エンジンルームには沢山の大切な補助機材が詰め込まれていますが、多くは専用のブラケットなどに固定されています、このブラケットも全て車体から取外し、防錆処理を施して再塗装しなおします。
また、エンジン&ミッションなどのユニットを車体から取り外さないと、点検や部品交換が出来ない機能部品については重点的にチェックします。

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特にパワーステアリングのラックなどはその取付構造上、ミッション&センターデフなどのパワートレンユニットを取り外さなければ、交換作業が物理的に出来ない為、通常リセット作業では交換となります。今回の車輌は、ラックブーツが切れて使用していた為に、パワステラックに砂塵がごみが入り込みラックシルンダーを傷つけてOIL漏れがあり完全に交換が必要な状態でした。

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パワーステアリングは高圧のオイルをポンプでラックに送りその油圧で軽くステアできる構造なのです。この高圧のオイルを受け止めているのがラックのシリンダーに付属するシールなのですが、通常状態での使用はとても堅牢なのですが、今回のリセット車輌にようにブーツなどが破損して重要なシリンダーに砂塵などの細かい異物が入り込みシリンダー表面を傷つけてしまうと、油圧が高圧な為シールとの間からオイルが漏れ出します
厄介な事は、このパワーステアリングは既にLANCIA社が部品供給を停止しており新品の部品が入手不可能な状態になっている事です。また、インポーターが正規輸入している時でもかなり高価(当時で¥280.000-)だった事もあり、通常エンジン、ミッション、デフ脱着工賃も含め、交換となるとこの単体作業でも合計¥400.000~¥500.000-にもなります。
LANCIA DELTA などの中古車を購入して、後日大きな問題になる箇所の一つです。
仮に中古車を購入したとして、良心的な中古車業者であれば保証中で運悪くこのようなオイル漏れが発生したらクレーム処理してくれるかもしれませんが大半はオイルシールなどは消耗品なのでクレーム対象外などとなってしまう可能性が大です、なぜなら、中古車1台を販売して幾らの利益があると思えるでしょうか?一回のクレーム処理で¥500.000-もの出費をしたら儲けなど有り得ない話になってしまいます。言い換えれば販売しない方が良かった位の話です。
リセット作業はコスト無視で考えられるはずも無く、逆にオーナーはコストにかなり厳しいのです。しかし、このような補助装置はエンジンなどが車体から切り離した状況であれば、殆どが部品代だけで交換できるのです、又、現状で使用できる状態だとしても製造から15年以上も経過している事考えれば、いつ(明日)壊れておかしく無い状態と思うのが順当です。したがってコストは掛かりますが交換とさせて頂きました。

そして、忘れてはいけないのが車を止める事の大事さ!そうですブレーキシステムです。
これも又、メーカーであるLANCIA社が部品製造終了の為、供給不可能となっているブレーキマスターのアッセンブリーシステムです。サーボと一対になってのアッセンブリーは入手困難な部品ですがリセットの為にQuickが秘蔵していた大切な部品を取付ました。

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そして一番肝心なパワーユニット!!エンジンのリセット作業です。リセット前のかなり荒れた状態からのスタートでした、今回のエンジンはかなり頑固エンジンでしたが!お任せ下さいQUICKマジックで新品エンジンのように蘇ります。


説明はいりませんね、まるで新品のようなエンジンパーツに蘇りました。DSC_0748.jpg
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さーエンジンもヘッド部分を除いて完成です、いよいよリセットされたボディーにエンジン&ミッションなどのパワートレインユニットを着装します。
続く!

Quick Tradaing サービス部
  1. 2011/03/08(火) 19:33:35|
  2. LANCIA DELTAリセットカー




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