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QUICK TRADING/Factory News

2011/03/06【LANCIA DELTA RESET】
山口県宇部市 M脇様 フルリセット作業(NO-03)

山口県から遠路ご入庫頂いております。LANCIA DELTA ブルーラゴス の作業報告NO-03となります。
リセット作業に入り、まずはパワートレイン部分からのリセット作業状況のご報告です。

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エンジン&ミッションをボディーから切り離し完全に分解してパーツの一点一点をチェックする作業からスタートしました。

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エンジンの状態は永年の使用でかなり悪い状態になっていました、ヘッドはエンジンOILが洩れ放題でベタベタ、バルブはカーボンの積層状態、バルブシートやガイドはやはり磨耗が進みクリアラスが許容をとっくに超えていました、これは走行距離の問題では無くオイル管理の問題がかなりあると思われます。

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ピストンはリングが弾性を失っているばかりで無く、燃焼室から吹きぬけたガスがピストンスカートまで覆いピストン側面にもカーボンやオイルの焼け付いた状態になっており、ピストン本来の金属色では無くまるで炭素棒のように真っ黒なピストンでした。
エンジンオイルやミッションオイルなどに関しては、色々な意見がありますが、ある程度の走行距離を経過してエンジンを分解してみると、一目瞭然、歴然と違いがわかります。QUICKではオイルの選定に関して、基本的にブランドや価格、果ては販売店の利益などでの選択は一切考えておりません。基本的に使用するエンジンとのマッチングを第一に考えて選定しています。良く、安いオイルを頻繁に変えれば良いなどと言う方がいますが、これは間違いと思われます、やはり安いだけの性能です、逆に高価であれば良いと言うのも間違いです。要はそのエンジンやミッションなどの使用する機材にマッチングした物を使用する事が絶対条件です。

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LANCIA DELTAのエンジンはピストンクリアラス(ギャップ)が通常の水冷エンジンより大きくとっています、エンジン設計時のメーカーの考えたかで決まることですが、DELTAの場合ある程度、過酷な使用状況でもエンジンが焼け付いたり壊れたりしないように配慮しての方策と考えられます、その分エンジンオイルは過酷な条件を強いられます。

ピストン トップもやはりカービンが蓄積していました、このようにカーボンが積層状態で堆積すると燃焼にも悪い影響を及ぼします、最悪はスパークプラグに火花が飛んで正規のタイミングで燃焼着火できずカーボンが燃焼で焼かれてその熱で勝手に着火してしまう異常燃焼も起ってきます。
クランクシャフト、コンロッド、はてはオイルパンまでオイルが焼け付いた状態のまっ黒状態でした。

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まず、パワートレインのリセットはこのような状態になってしまった物を、いかに新車時の状態に戻してあげられるかが大きな課題でした。

続く!

Quick サービス部
  1. 2011/03/06(日) 15:18:04|
  2. LANCIA DELTAリセットカー




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