FC2ブログ


QUICK TRADING/Factory News

2011/01/14【ALFA ROMEO GTV 2.0TB】
愛知県名古屋市  幸Sさま ALFA ROMEO GTV 2.0TB トラブル修理でのご入庫

昨年末、遠方愛知県からわざわざご来社頂きありがとうございました。年末の営業ギリギリでご入庫頂でしたので作業はお約束通り、今年の作業になりました。年末年始のお休みを頂いた関係で、ご連絡させて頂くまでにお時間がかかりご迷惑をおかけいたしました。

DSC_1453.jpg
DSC_1450.jpg
DSC_1462.jpg



今回Quickに修理依頼される前に名古屋、岐阜などで、販売ディーラーやイタリア車専門の有名メンテナンス工場などで何度も修理トライをされたそうですが、故障原因の特定ができず、困って考え抜いたあげくの一大決心で東京まで長距離をわざわざ搬送してQuickへ持込んで頂いた経緯をお聞きいたしました。
そんな状況を踏まえるとQuickと致しましても、今回のメンテナンスの作業は相当手強いと身構えました。

DSCF0476.jpg
DSCF0473.jpg
DSCF0474.jpg
DSCF0475.jpg

早速、ご入庫頂きましたALFA ROMEO GTV 2.0TBのご用命事項の問題箇所を重点的にチェックして原因の追究をさせて頂きました。

今回の一番大きな問題点の一つであるバッテリー上がりの問題点です。
バッテリィーを新品に交換して通常走行した後、1~2日後に、始動しようとするともう、バッテリーが上がって始動不能の状態になってしまう現象。
Quickに入庫する前に数社の工場でオルタネーター(発電機)レギュレター(充電コントローラー)各スイッチや配線をチェックや部品交換をしたそうですが!!!結果は何も改善されず、根本的なバッテリー上がりの現状修復には至らなかった訳で、これはかなり難しい修理と思われました。
早速、電装関係を重点的かつ細部の見逃しの無いように丁重にチェック!を開始致しました。

電装系のトラブルシュートは非常に難しい場合があります、第一にトラブルの状態に至る現象が目で確認出来ない
電気的要因でのトラブルは実際に問題の起こっている部分と異なった所の電気的部分が関連しているので実際のトラブル箇所の特定ができにくい。電気的に接触不良などの場合、振動や温度湿度によって状態が変化してしまう、場合によっては一時的に故障箇所が治ってしまったりして、故障の状態で一定でないので原因特定が困難な場合が多い。こんな状況でのトラブルシュートは非常に困難を極めます、しかし車は正直です、治らなければ結果が出せません。


DSCF0478.jpg
DSCF0481.jpg
DSCF0482.jpg
DSCF0483.jpg

今回のバッテリー上がりの原因は発電機でもレギュレーでも配線でもスイッチでも無かったのです。
ドアロックをする時に作動する、電磁ロック(アクチュレーター)が悪さをしていたのが原因でした。
答えが解かってしまえば簡単なのですが、この原因を特定する事が正に大変な作業とノウハウなのです。
DSCF0484.jpg
DSCF0485.jpg

通常ドアロックがされていない状態では電磁ロックは作動しておりません、ドアをロックする時に左右どちらかのドアキーでロックにキーを回した時に反対側のドアのロックは電磁ソレノイドバルブが働き電磁石の力でロックされます。
この時に通過する電流値は3~5A(アンペエ)です。通常はこの電流量がロックする瞬間だけ流れてロックされた後は機械的にロック状態が保持されるのでロック後は電流は流れません。
今回K島さんのGTVはこの電磁弁(アクチュレーター)が経年劣化と錆などににより動きが悪くなり完全にロック状態の位置にアクチュレーターが動かず電流が流れ続けてしまい約1日でバッテリーが上がってしまう原因となっていたのです。

ドア内部に組み込まれている電磁弁(アクチュレーター)を交換します。ドアの内張りを丁重に分解取外し、内部のガラスなどを一旦避けて、ドアロック本体をアクチュレーターを取外します。
更に、主要部分を分解してアクチュレーター部分を交換し元通りの状態に戻します。

最後に各部の消費電流値を測定して異常個所がないかALFA専用テスターを使用して点検確認いたします。


DSCF0486.jpg
DSCF0502.jpg

もう一つの大問題である水温のオーバーヒート、オーバークールなどの不安定の問題を直す作業でした。

幸Sさんからのインフォメーションでウオーター(水回り)関連は色々と手をいれてみたがやはり根本的な解決には至らなかったとの事でした
当初は正常で約90度でファンが回りだし水温も一定だったのがある日、突然水温が高くなってしまい水温が中々下がらず、ついには100度以上にもなりオーバーヒート寸前になってしまうので地元の専門工場に入庫させた結果、ラジエター、ホース、水温計、水温計ユニット、ウオーターポンプ、サーモスタット全て正常なのでエンジン自体の問題があるかもしれないのでこれ以上どうしようも無いとの結論でした。しかし幸Sさんが強引に何とかオーバーヒートしないようにして欲しいとお願いした結果、何と“サーモスタット”を取り除いてしまえば良くなると言われ早速作業を依頼してサーモスタットを除去したそうです。
結果、水温は更に不安定になり停車中のアイドリングでは直ぐに水温が100度近くまで上がり、オーバーヒートが心配な状態になてしまう、又、走りだすと今度は水温がどんどん下がり連続で一定速度で走ると50度も切ってしまう、完全にオーバークール状態でヒーターの効きもダメになるほど温度が低下してしまう現象で、とても正常なドライビングが出来る状態ではないとの事でした。

DSCF0505.jpg
DSCF0504.jpg
DSCF0503.jpg

早速Quickなりの各部のチェックから始めました。

第二段に続く

Quick Trading サービス部
  1. 2011/01/14(金) 23:02:48|
  2. ALFA ROMEO




<<2011/12/28【LANCIA DELTA RESET CAR】 | ホーム | 2010/12/08【LANCIA DELTA RESET CAR】 >>