QUICK TRADING/Factory News

2011/04/25【LANCIA DELTA RESET 】
埼玉県新座市 Y田さま LANCIA DELTA  ボディーリセット作業

昨年パワートレンをリセット頂き今年はボディーのリセット二段階方式でのDELTAリセット計画を実行なされました。

LANCIA DELTA EVO-Ⅱを新車で購入して早16年、こんなに長く乗り続けるって思っても見なかったと仰るY田様。
“16年経っても、なお乗り続けたい気持ちが継続する車なんてそう簡単にはみつからなですよ“そんなにほれ込んでしまったDELTAですが、やはりどんなに大切に扱ってきても時間の流れには逆らえない、当然、時間経過と共に起る各部の経年変化はどうしようも無い、しかし劣化した部分をリセットしてあげれば、また、乗り続ける事が出来るなら、何て素敵な事なんだろう、そう考えて昨年、まず、パワートレンをフルリセットして頂きました。本当は一気にボディーまで全てをリセットしたかったのですが!!パワートレンでのリセットに予算などで妥協したく無いとのお考えから、ボディーとパワートレンと分ける事で予算を二分する事ができ思い通りのリセットが可能となりました。


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今回は永年風雨や紫外線にさらされた塗装面が相当な状態で劣化してきていました。
塗装表面のクリアー(透明の保護塗装部分)は硬化して剥離してしまった状態、本来の塗料である赤色も塗料が劣化して白っぽく変化し本体に鉄板部分にも一部サビが出てきている状態でした。

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このような状態は塗装と鉄板の密着が悪くなっており、この塗装表面に再塗装しても時間の問題で塗装が痛んできてしまいます
このような場合、大変な手間が掛かりますが、まず、既存の塗装を全て剥離(はがす)してボディー本体の鉄板状態にしてあげる必要があります。
又、プラスティック関連の物も同様に素材の状態まで塗装部分を剥離します。
この剥離作業をすると、鉄板表面は湿気や水分などで直ぐに錆びてしまいます、そこで防錆処理をします、これはメーカーが車輌を製作する時に行う防錆処理よりもはるかに優れた防錆処理を施します
勿論この状態にする時点で鉄板自体が錆びていたり腐食よる損傷があれば徹底的に修理します。

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ボディーでのリセットで一番大変な事は、やはり各部の部品を全て一旦取外し分解そして再生後、元に戻す作業です、一番手間が掛かります
この作業を惜しんででは当然良い仕上がりなど期待できるはずもありません。
但し、この作業には常にリスクが発生します。16年もっと古い20年30年経った車輌は分解の為に外すビス一本が錆びていたり固着して外れなかったり、慎重に取り外していたも永年の経年劣化で簡単に割れてしなうプラスティック製品など作業を請け負う工場としては出来るだけ触らないようにしたいのです。しかし新車の組立ラインと同様に全ての組込部品を一旦取り外さなければ、望むような仕上がりにはならないのです。

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この一見矛盾する課題をどう克服するかが、永年の経験と培われた職人業なのです。
Quickが最も信頼をおいてお願いしています、“わたびき”さんにはこの大切な技が備わっているのです。
もう一つ大切な要因があります。
板金、や塗装などの作業セクションは通常メカニカル部分の分解は行いません、しかるに板金工場とメカニカル工場との連係プレーが必ず必要となります
お互いに技術的に信頼関係がなければ良い仕事はできません、この連係システムが中々とれないのです。

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仕上がったLANCIA DELTA 塗装面は新車以上と言って過言ではありません。
Y田様、お時間がかかりました(4ヶ月)が待って頂いたかいがあります、どうぞ今後もパーフェクトなDELTAを末永く乗り続けて下さい。ありがとうございます。

Quick サービス部
  1. 2011/04/25(月) 20:03:32|
  2. LANCIA DELTAリセットカー




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