QUICK TRADING/Factory News

2011/02/23【LANCIA DELTA EVO-Ⅱ】
神奈川県川崎市 U田様 LANCIA DELTA EVO-Ⅱエアコン&ラジエアターのO/Hでご入庫頂きました。

作業は順調に進んでおります、ご安心下さい。

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ラジエターは当初予想していたよりダメージが大きく永年の使用により腐食が進み水漏れが起っておりました。新車を購入されたディーラーが当時のLANCIA社の総輸入元であったガレージイタリアさんであった事もあり、定期点検を含め日頃のメンテナンスをしっか受けてきた事が車輌の寿命に大きく影響されていた事が証明されたと思われます。
新車時から一度もラジエターを交換した経緯が無い事を考えれば15年間もラジエターが使用できた事は大変素晴らしい事です。
今回はオリジナルから熱拡散率が1.3倍~1.5倍あるアルミラジエターに変更して新車時からの問題点の一つであった夏場のオーバーヒートを完全にクリアーすることに致しました。

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エアコンに関してははどうしても効くようにして欲しいとのご家族から強い要望もあり、今回のメンテナンスの重要課題でした。Quickではこの問題に対してベストな解決策の取り組みを最優先とさせて頂き、十分検討しながら作業を進めまさせて頂ました。
当初心配しておりました、コンデンサーは腐食も無く15年経過した状態にしては非常に良いコンデションなのでこのまま再使用とし、逆にコンプレッサーや高圧ホースなどの部分を新規な部品にできるだけ交換してエアコンの冷房能力を高めました。
エバポレーターは室内に設置された熱交換器です、この熱交換器と平行してヒーターの放熱器がありこのユニットに必要の無い時に温水が流れてしまうとクーラーに効きが著しく低下してしまいます。
この対策として通常の設計段階で設置されていたノーマルのヒーターコック以外に熱交換器から帰ってくるヒーターのリターンホース側にも制御弁を設置して温水の制御を完全にして、夏場の温度干渉をできるだけ抑える方向でリセットいたしました。
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ラジエターホースやパッキン、オイルシールなどのゴム製品は走行距離とは関係無く耐用年数があり時間と共に経年劣化がおこります。今回も外見からは点検やチェックが難しい部分のホース類も問題が起りそうな部分は手を入れるように致しました。ラジエターホースそして、ターボチャジャーに配管されているウオーターホースです。
ターボチャージャーは高負荷時には内部温度が800℃~900℃にもなる特殊な部品です、この冷却用にウオーターラインが設けられています、この部分にラジエター水を供給する為のジョイントホースが今回のウオーターラインホースです。
勿論、高負荷時に破損すればターボチャージャーの冷却が止まり重大な損傷を起こす可能性があります。今回はラジエターホースとと共に純正では無く更に高耐久性のあるサムコ製のホースにで交換いたしました。


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これで今年の夏場は大丈夫でしょう!また、新たなDELTA ライフがスタートできそうですね。

Quick サービス部
  1. 2011/02/24(木) 00:11:38|
  2. LANCIA

2011/02/06【LANCIA Stratos】-Ⅳ
ついにシャーシの修理が完了しました!

かなり困難な作業でしたが、ついに破損したシャーシ部分の修理が完了致しました。事故で変形したメインフレームは完全に切断し、新車時の状態に戻すべく奮闘しました。新たなメインフレームは一点もので製作いたしました。
また、事故での衝撃は思わぬ所まで応力が掛かります、細心の注意を払って細部を点検し、修正して仕上げた結果、素晴らしい仕上がりとなりました。
精度は多分事故前より上がっていると確信しております

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早速仕上がったメインフレームにエンジンを積み込みました。エンジン&ミッション部分も綺麗にクリーニングしてリフレッシュし真新しいフレームに負けないよう綺麗にしました!
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更に作業は続きます。
次なる困難は破損したマフラーを修復するのですが、元々のマフラーが事故の衝撃で完全に潰れて変形してしまったのでこれを修復する事はとても困難でありコスト的にも問題があるので今回はマニーホルド部分から完全製作で対応することにしました。
勿論、製作となれば、そう簡単に出来る代物ではありません、エンジン性能データー諸元を元に、トルクカーブや最大出力の回転数からどの領域で最大パワーが得られるかを検討して使用するパイプ口径各シリンダーからの集合部分の長さなどを綿密に計算し基本的な設計をします。そして実車でのスペース上の制約などを考慮して最終パターンを決めるのです。
これはレーシンカーなどのマフラー設計、製作と全く同じ手法とまります。
何と、贅沢なマフラーなのでしょうか!
いざ、スペシャルマフラーの製作に出発です。DSC_1556.jpg


PS : LANCIA ストラトスの修復を始めて、はや1年を経過しました、オーナーのS氏も、この修復作業の困難さを十分理解して頂、じっとお待ち頂いておりま。
“たった1台”の車を修復するだけなのに、いかに色々な企業や携わる人たちの手を借り、膨大な時間そしてやり遂げる気迫と努力がなければなしとげられないか改めて考えさせられる作業となりました。
Quick1社ではとても手に負えません、永年お付き合い頂いて、相互信頼関係がキチットできている企業とのネットワークがいかに大切か、逆に素晴らしいネットワークがあれば1社でできる能力の何倍もの素晴らしい事ができる良い例だと思っております。
このLANCIA ストラトス修復計画もまだ道半ばですが、やっと先が見えてきました、あんなに壊れてしまったストラトスが、また元気に走りまわる姿を思い最後の作業を進めたいと思っております。

Quick Trading サービス部
  1. 2011/02/06(日) 19:34:08|
  2. その他車種




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