QUICK TRADING/Factory News

2010/02/16【LANCIA DELTA EVO-Ⅱ】
東京都Yセ様 LANCIA DELTA EVO-Ⅱ作業状況

ご入庫いただいておりますLANCIA DELTA EVO-Ⅱのメンテ状況をご報告させて頂きます。
“ワンオーナー”ディーラー車!走行距離はわずか30.000km、新車から大切に保管されてきた大事なDELTAです、外装は傷一つ無い素晴らしいコンディションであり内装も殆ど新車の状態を維持されている最良のDELTAでした!
ご用命のエアコンの不具合を含め15年目のリセット点検となりました。

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この作業はエンジンルーム内のエアコンユニットボックスを外すために室内のメーター、センター部分の機器、サイドコンソールなど殆どのメーター回りを分解しないとならないのです。

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エンジンルーム部分はエンジンとの遮熱している隔壁を取り外し各種センサー、リレー,配線,ワイパーモーター&リンクなど大変手間の掛かる作業となります。
更にエアコンの心臓部でありコンプレッサーを取り外しメ-カーに送り完全なリビルトを致します。

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画像でご覧いただけます様に、エアコンのユニットボックスをそっくり取り外して内部のヒーターユニット、エアコンエバポレーター(熱交換器)の性能チェックと品質状況を確認いたします。

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エアコンの第二の弱点はラジエターと同位置に設置されているコンデンサーの性能劣化です、このコンデンサーを取り外して専門メーカーに性能試験をお願いします。


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この時点で重大な問題を発見いたしました。ラジエターが寿命となっていました!!
いくら外装や内装がパーフェクトコンディションでもやはり15年の経年劣化は確実に起こっていました。この部分は簡単にはチェックできません、バンパーを取り外し、クーラーのコンデンサーを取り外してやっとラジエターの放熱面がチェックできるからです。

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ラジエターの放熱部分全体にクーラントが洩れた痕跡が見られます、更に下部は水が、どうしても溜まりやすい場所なので残念ながら腐ってきており、ダメになる時は一気にラジエター液が噴出す事になります。

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更に、エンジンブロック裏側に位置する3方ホースやヒーターホースなどもホースのゴムが自然劣化して硬化(カチカチになってしまう)して本来のゴムが持つ弾力が無くなってきて水漏れが起こっておりました、この辺のホース関連は全て交換となります。

以上のような状況となっておりますので、現在までの状況をご報告させて頂きました。
ご入庫時にお話させて頂きました事例ですが、市場でお求め頂いた中古車の例で販売業者の方の一言“パーフェクトコンディション“です、の一言で購入を決心したのですが実際は意味合いが違ったようです。誰でも目にし易い部分は確かにパーフェクトかどうか確認できますが、見えない部分の自然劣化は分解作業なしでは絶対にコンデションチェックなどできません、ましてエンジン内部の状態などとんでも無い話です。また、走行距離が少ない、多いも全く関係ありません、要するに個々の部品がそれぞれ持っている耐用年数が必ずあるのです、それさえしっかりメンテをしてあげれば逆に基本的な金属部分などそう簡単に壊れたりしないので、結果、何年でも、お好きなだけ乗り続けられるのです。
今回のメンテナンスでおおよそ、水回りは又10年以上問題が無くなります、安心してお乗り頂けると確信しております。

Quick Trading サービス部
  1. 2010/02/16(火) 19:04:37|
  2. LANCIA

2010/02/06【LANCIA Stratos】
東京都 S藤様 作業進行状況です!

昨年(2009年度)ご入庫頂きましたLANCIA ストラトス、不幸にも大破してしまったボディーの修復を慎重に進めております。

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昨年に状況は破損した部分をどのように修理するかをQUICKのスタッフ、外注先である板金工場さん、海外への部品確保が出来るか部品業者さん通じての確認等あらゆる手段、チャンネルを駆使して修復計画を立案いたしました。

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その結果一番破損のひどかったリヤカウルは現在では海外からの調達は難しく、可能性があっても本当に信用できる業者であるかが非常に難しく最終的に国内で修復をする事にきめました!
とりあえず、車輌本体から破損したりやカウルを分離して板金工場からFRP専門で経験豊かな専門工房へ修理依頼いたしました。

昨年の最終営業日(12月28日)にリヤカウルの修復をお願いしている工房(群馬県伊香保)に進行状況の確認と今後の打合せに現地まで出向きました。

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修復が進んでいるリヤカウルです!非常に困難大変な作業である事を作業現場をみさせて頂きよく理解できました。

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画像でわかるように破損したリヤカウルを直して使用するのでは無く、このカウルから型を作る為のマスター(原型)を制作しているのです。
修復が終わり原型から製品を作るための型を製造します。型は大きく複雑な為、割り型(1つの型では無く分割型の事)となります。そして出来上がった型を細部に渡り仕上げてやっと製品を作り為の準備が整うのです。
そして最後にこの型に今回使用する製品を作る為に製品用のFRPを積層します、そして出来上がった製品を丁寧に仕上げてやっと製品のリヤカウルが出来上がりとなるのです。
たった1つのリヤカウルを直すのにマスターの制作、製品型、そして製品作りと何工程もの作業が必要なのです!

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今回のリヤカウル修復を国内で施工する事を決めて、FRP関連を中心でお仕事をしている工房に作業依頼を何社かに打診したのですが!!!かえってくる答えは皆、否定的でした。
それでは仕方ないから、やはり海外から探して取り寄せるかと再度、世界中のコネクションを検索すると、出てきた所が何軒か!!しかしながらこんな(失礼)訳の解からない会社だか個人だか不明の所に数百万円も送金して実際にこちらの希望した商品が届くのか?
届いたとしても、商品のクオリティーがこちらの要求を満たす物なのか?万が一失敗に終わった場合の損害は誰が被るのか等々!
何年も前の事なのですが、実際に起こった実例で、Quickがヨーロッパに貴重なホイール(カンパ)が残っている情報を入手してオーダーした時の苦い経験があります。オーダーと違った物を送りつけてきたり、数量が合わなかったり、製品が不良だったり、それは大変でした!それでも物が来ればましで、送金して何も起こらなかった!すなわち相手がいなくなってしまう事も日常茶飯事です。
そんなリスクお犯すより信頼のおける国産?でいこうと決定したのですが、こんなに手間の掛かる仕事は中々引き受け手が無いのが現状であり、更に困ってしまいました。
最後の助け舟を出してくれたのは、ショーモデルやメーカーのオプションパーツの原型を制作している工房でした!また、Quickの代表である寺島が昔から好意にしている方なのでかなり無理を聞いて下さり今回の修復が可能となったのです。
まだまだ道のりは大変ですが、FRP工房、板金工場、との連係を深めて必ず復帰をはたすよう、がんばりますのでご安心下さい。


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ちなみにこんなパーツもやっていました!!極秘?スクープ(ゴメンナサイ)
S藤さま中間状況でした、宜しくお願い致します。

Quick Trading サービスフ部
  1. 2010/02/06(土) 19:42:40|
  2. その他車種




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